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いどばた稲毛,2007年6月,対談特集,チロルハウス様

 1.チロルハウスの活動とリトミック

いどばた稲毛,2007年6月,対談特集,チロルハウス様

(左:チロルハウス代表・大串さん、中央:大串さんのお子さん、右:八木さん。)


渡部:

まずチロルハウスさんの活動内容を教えてください。

大串さん:

チロルハウスでは、幼稚園に通う前のお子さんとお母さんが一緒に楽しめるような、リトミックという音楽教育を取り入れた活動をしています。

渡部:

リトミックというのは、簡単にわかりやすく言うと、何でしょう?

八木さん:

リトミックは、ロンドンのラルクローズという方が考えた音楽教育で、簡単に言うと、音楽やリズムや歌を身体で表現することですね。

渡部:

今日は皆でうさぎさんや亀さんを作っていましたが、その後はどんなことをしていたのですか?お子さんたちに怖がられちゃいけないな〜と思って隠れてたので(笑)。

大串さん:

ははは。毎月テーマというかお話を1つ決めて、そのお話に合わせてリズム遊びをしたり、何かを作ったりしているんですけど、一応、親が子どもに口で伝えていけるようなお話を選んでいます。今月は「うさぎと亀」のお話がテーマで、先週はパネルシアターで、「途中お昼寝をしたりしながら、うさぎさんと亀さんがゴールまでたどり着いたんだよ」ってお話をしたんです。今週はその続きで、「じゃあ今度は自分たちで、うさぎさんや亀さんを作ってみよう。自分たちがうさぎさんや亀さんになってみよう」と。

八木さん:

大串さんがとても得意なんですよ。絵を描いてくれたり、パネルを作ってくれたり。

渡部:

かわいいですねえ。それに、うさぎと亀はなつかしいですねえ。

八木さん:

たとえば、うさぎさんがぴょんぴょん跳んでるイメージを、4部音符で手をたたいて表現したり、跳んでみたり。亀さんなら2部音符でゆっくりという感じに。途中でうさぎさんがお昼寝をする場面では、皆もお昼寝をしてみたり。そういう風にリズムや音楽を通して、お話を身体で表現するんです。実際には2歳の子が「皆で一斉に何かを」というのは無理で、跳んでみる子もいれば、作ったうさぎさんで遊ぶ子もいますけど、自分なりの楽しさを発見して、「楽しい!」って感覚が身に付いていくことが、とても大事なんです。実際には自己主張の中で学んでいくこともありますし、お母さん達が交流する場でもありますから、お母さんたちも、ここでは、おりこうさんの2歳にさせなくて良いんです。

渡部:

では子どもがそのまま、楽しく過ごせたらという感じですね。親子一緒に。

八木さん:

そうです。

大串さん:

やっぱり一人っ子だと、どうしてもビデオを見るような受動的な生活になったり、お母さんもどうやって遊んであげたらいいか、わからなかったり。今私も子育て中なので、すごくお母さんたちの気持ちがわかるし、そのお手伝いできたらいいなと思っています。

渡部:

なるほど、すごく充実していますね。リトミックを取り入れているところはたくさんあるんですか?

八木さん:

他にもたくさんありますよ。

渡部:

ではリトミックで、音楽を身体で表現することの良い点は、どんなことですか?

八木さん:

リトミックでは、例えばうさぎさんのように跳ぶ時も、ただ適当に跳ぶんじゃなくて、「この音楽がなったら跳ぶ」とか合図を決めておいて、ちゃんとリズムに合わせて跳ぶんです。そこで、音やリズムや音楽を聴く力が育つだけではなくて、即時反応をしたり、音楽表現をしたり、知らず知らずのうちに音楽や人の話していることに耳を傾けるようになったり、集中力がついたりもします。

佐久間さん:

リトミックは、小さいお子さん向けに限らず、医療の分野でも治療法として取り入れられていますよ。

渡部:

へえ、色んな良いところがあるんですね。それに性格も、元気で明るくなるでしょうね。

八木さん:

そうですね。それに、幼稚園や小学校に入れば色々と覚えていくのでしょうけど、「遊びの中で」というのはなかなかないでしょうから。

大串さん:

リトミックの他にも、この前は皆で絵の具を手につけて、ぺたぺたと手形でうろこを作って、大きなこいのぼりを作ったのですが、お母さんたちが家ではなかなかやらせてあげられないような、散らかったり汚れたりする大胆な遊びもできるのが、良いところですね。

渡部:

それも、いいですねえ。

八木さん:

私も最初は、「小さなお子さんが絵の具を手につけて楽しんでくれるかな?」って思ったんですが、逆に子どもたちはとても楽しんでくれて。

渡部:

ははは。大人が「ワー!」って思うようなことが、子どもは楽しいんですよね。


見出し  1.チロルハウスの活動とリトミック

      2.大串さん、八木さんがチロルハウスを始めたきっかけ

      3.チロルハウスの特徴と今後の発展

      4.大変なこと、嬉しいこと

      5.読者の皆さんへ

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