2.いどばた稲毛♪起業の経緯
じゅん:
ここまで来るまでに色々あったと思うけど、起業の経緯は?
渡部:
園生小の時にね、将来の夢で、大金持ちになることと書いたのは覚えてるね。
馬場:
すごいですね。小学校で。
じゅん:
イチローっぽいよね。
渡部:
そお?小中台中で1つ下に仲の良い後輩がいてね、よく公園で夢を語り合ってたよ。千葉敬愛高校でも、公園とかマックで、よく夢を語り合った。そうやって語り合ってきた夢の多くは、当時は起業なんて言葉知らなかったけど、今思えば起業になるね。
馬場:
へえ。
渡部:
もちろん煙草も吸ってないし、お酒もないんだけど、「俺はこういう風になりたい」とか、「将来こういうことをやりたい」ということを話す中で、卒業したら一緒にやろうかとか、お前が社長でいいからとか、結構具体的な部分まで決めてね。早稲田大学に入ってからは、じゅんもそうだし。だから自分で商売をやりたかったのは間違いない。ただ中学・高校の時は商店のイメージで、喫茶店だったり肉屋さんだったりするわけ。
じゅん:
ああ。そうだったよね。
渡部:
だから今言われるマネーゲームのようなことはまったく知らないし、どちらかというと今の大企業の本社ビルのようなイメージは無くて、街の商店の商売というイメージだったよね。
じゅん:
大学の頃だっけ?家庭教師の派遣サービスをやったよね?チラシ作ったりしてさ。だからそういう時から既に起業したい気持ちがあったんだろうね。
馬場:
へえ、そうだったんですか。
渡部:
そういえばやったなあ。大学1年か2年のときだよね。不思議と自信というか、できる気がしていてね。ただ学生と言う身分があったから、「何としてもこれで成功しなきゃ」という強い情熱に欠けていたよね。もちろん、やっているときは一生懸命だけど、いどばた稲毛♪とは比較にならないよね。
じゅん:
「なんで起業したの?」ときいて、「俺は会社に縛られるのが嫌だったから」というような答えを期待してたのにな。その方がメッセージ性が強いじゃん?
渡部:
ははは。前の仕事にしても、あげれば嫌な部分や自分が至らなかった部分はあるけどね。最初から20代で起業するつもりで入社したことと、「自分が社長だったらこうする」ということを新入社員の時から意識して、自分なりに高いハードルを課して努力してきたことが起業の経緯になるかな?
じゅん:
やっぱり会社員時代のことが起業の原動力になったのかな?もしくは起業してからの原動力になっているとか。
渡部:
うん、原動力になったね。会社を辞めて起業しようと決めたからには、簡単に変えたくはないしね。あとは、20代中盤という年齢にしては給料が高かったから、起業したら会社員時代の給料を超えることが、目標にもなったしね。ただ正直に言うと、やっぱり自分が前の会社でやりたかったことが、今の一番の原動力になっているのかな。もっとお客さんのことを考えてサービスをしたいとか、もっと関係者全員が一緒に喜べるような環境を作りたいとか。
じゅん:
そういう所って、会社とぶつかるものだしね。
渡部:
それに「自分が社長だったら」と考えるということは、やっぱりそれをやりたいわけで、いどばた稲毛♪で実現したいし、そういう環境を作りたいね。