第29号 『美浜から日本創生 “元気”モーニング通信!』

【第29回】自ら掴む経営エッセンス! [前回7/17講話より]
出席 ⇒ 23社 25名  (記事:いどばた稲毛♪http://idoina.com 渡部成夫 代表)
テーマ:『倫理塾に学ぶ』
講  師:千葉県倫理法人会 後継者倫理塾長 (株)ハナノイ
 花野井 勝浩 氏

「今では手放せない」という、花野井氏の「万人幸福の栞」には、メモがびっしり! 「宗教は悪くないが、倫理は宗教」と10年間思っていた

 花野井氏が倫理に入会したのは1989年。現在、従業員数約140名の(株)ハナノイも、当時は妻と従業員が1人いるだけで、月の売上が30万円程度だった。そんな時、お客さんから倫理を勧められたが、「正直、お客さんを失いたくなくて入会したが、倫理は宗教だと思った」と言う。結局10年間でMSに参加したのは2〜3回、「職場の教養」が届いても、段ボールは決して開けなかった。


 その後、全国に先駆けて、千葉県で後継者倫理塾が立ち上がると、当時倫理研究所の法人レクチャラーとなっていた花野井氏は、1期生・2期生の講師を務め、3期生の時には後継者倫理塾の委員長に就任する。だが、実際に3期生への授業が始まって、大変なことに気が付いた。


 後継者倫理塾の目的は、企業の後継者を作ること(リーダーシップや経営の勉強)が6割、そして単会の後継者を作ること(純粋倫理の勉強等)が4割で、この倫理を勉強する点こそが、他の塾にない大きな特徴だ。

  その倫理塾の委員長が、倫理を知らないでは済まされない。ここから花野井氏は、嫌々ながらも必死で倫
 理の勉強を始める。よく「役職が人を育てる」と言うが、まさにこの経験が花野井氏の人生を変えた。
倫理を勉強して、17箇条の結論、そして宗教との違いがわかった

 まず倫理を勉強して感じたのは、「自分の会社の問題に対する解決策が、全て栞に書いてある」ことだ。花野井氏の会社では20年くらい前から、従業員による自動車事故、不渡り、横領等、様々な問題が続いていたが、「苦難福門」の考え方を知って大きく変わった。


 また家庭では、子育てに本当に困っていた時期だったが、「子女名優」を知って、今まで自分がしてきたことを娘がしていることに気が付いた。そこで、まず自分を直し、そして夫婦仲を直すと、子との関係も良くなったと言う。さらに、倫理塾での塾生による「創作朝礼」を見て、翌日から自社に朝礼を取り入れた。花野井氏は、「今の会社の発展も自分も、全て倫理塾のおかげ」と振り返る。


 17箇条の栞の結論は2つ。全てがプラス思考であること、全ては自分を直すことから始まること。宗教との違いもここにある。宗教は、神様に祈って、神様の力で自分を良くしてもらう、他力本願だ。だが倫理は、自分と人・物・環境との関係が前提だから、自分を変える実践が全てだ。


後継者倫理塾の成果

  後継者倫理塾には、親に強制的に申し込まれて、嫌々参加する塾生が毎年ほとんどだ。もちろん、MSにも参加したことがなければ、栞も見たことがない。自主的に参加する人は、190人の卒業生のうち、2人くらいだ。だが、倫理塾で頑張ることで、経営者としての土台を築き、一生の友までできる。塾生が「出てよかった」、親・経営者が「出してよかった」が、花野井氏のモットーだ。卒業生190人のうち60名が、現在単会の役員を務めている。何よりの成果だ。


  年間平均29万の中小企業が倒産しているが、そのうち7万社は後継者不在による倒産という。倫理塾では、1人当たり400万円かけての真剣指導を、参加費25万円で提供している。現在10期生を、25名募集中!

目指せ毎回30社!次回838回モーニング!
日 時:7/24(火) 6時〜7時 +朝食会 ホテルニューオータニ幕張 (043-297-7777)
テーマ:『負け組と勝ち組』
講  師:船橋市倫理法人会 会長 川畑労務管理事務所
 川畑 公男 氏

千葉市美浜区倫理法人会
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