2007年
4月
第16号
美浜から日本創生
“元気”モーニング通信

【第16回】自ら掴む経営エッセンス! [前回4/17講話より]
(記事:いどばた稲毛♪http://idoina.com 渡部成夫 代表)
テーマ:『病気は心の赤信号 -栞7条 疾病信号-』
講  師:(社)倫理研究所 参事 大橋 慶子 氏

 心身相関の原理

  心と身体は相関関係にあり、その表れ方は3つのケースに分けられる。

 @心の状態が自分の身体に出る場合
 A対人関係で相手の心が自分の病気の原因となる場合
 B祖先の心のマイナス的なものが子孫の病気に出る場合


  今回の大橋氏の講和は、@のケースについてで、病気がいかに素晴
 らしいものかをお話してくれた。


  病気は「そのおかげで自分の心の状態がわかる喜ばしいもの」だと
 大橋氏は言い、丸山敏雄先生の『純粋倫理原論』の一節を紹介する。


  〜いたみ・かゆみ・熱・・・その他いろいろな現象は、・・・それが不快な堪えられない、いやな感覚として
 刺激するのは、その原因を明示する力一杯のいましめの自然意志の発動だからである。〜


  だから、病気そのものを治すのではなく、その原因となっている心を治すことが必要だ。では心はどの
 ように治せば良いのだろうか?


 事業も繁栄し家庭も愛和する心の状態が、すなお(純情)

  大橋氏は一番良くない心の状態を「わがまま」、つまり「仲良くなれない心」だと言う。わがままな心は、
 家庭の不和・事業の不振・環境を悪くする心で、病気の一番の原因となる。この「わがまま」な心を、実践
 を重ねることによってすなお(純情)な状態にできれば、事業は繁栄し、家庭も愛和し、健康になれる。こ
 れは栞の8ページにも「常に正しい」として書かれている。


  〜常に正しい この新しい絶対倫理は、何時、何処で、誰が行っても、常に正しい、皆幸福になれる「万
 人幸福の道」であります。これをつづめてみると、明朗(ほがらか)、愛和(なかよく)、喜働(よろこん
 ではたらく)ことの三つであり、今一歩おし進めてみますと、純情(すなお)の一つになります。〜


  さらに大橋氏が解説してくれた。明朗とは、いかなる時もです。愛和とは、愛情をもとにしての和みです。
 倫理は自然界の現象を表したものだから、常に正しいのです。だから病気は素晴らしい贈り物なのですね。


 大橋氏の体験談

  大橋氏は、女手一つで子育てをしてきたこともあり、「男に負けるか」という強い気持ちで、仕事に、
 家庭に、倫理に飛び回っていたと言う。「人を責めるくらい得意なことはなかった」と振り返るが、逆に
 それくらいでなければ女手一つで子育てできなかったと語る。だが50歳の時、ずっと健康だったのに、大
 腸に悪性の腫瘍が見つかり、大手術を行うことになる。手術まで涙が枯れ果てるまで泣いた。そこでふと
 栞の7条を思い出す。「そうだ、これは疾病信号なんだ」と思い、心が上向きになると、素直な心で手術を
 迎えられ、回復した。病気のおかげで素直な心になり、女性らしさも再発見でき、再婚もできて、人生を
 大きく変えることができたと言う大橋氏は、81歳とは思えない若さで、健康そのものだ。


  最後に、病気の受け止め方は2種類ある。仕事のせいでとか、親の遺伝で病気になったと、病気を恨む
 人。病気のおかげで自分は良くなったと言える人。「病気になればおめでとうという時代が来た」んだなあ。

ついに30社達成!次回825回モーニング!
日 時:4/24(火) 6時〜7時 +朝食会 ホテルニューオータニ幕張 (043-297-7777)
テーマ:☆自主企画 『刀鍛冶の仕事』
講  師:千葉市中央区倫理法人会 幹事 松田 周二 氏

千葉市美浜区倫理法人会
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