2007年
3月
第13号
美浜から日本創生
“元気”モーニング通信

【第13回】自ら掴む経営エッセンス! [前回3/27講話より]
(記事:いどばた稲毛♪http://idoina.com 渡部成夫 代表)
テーマ:『やればできる、やればわかる』
講  師:(社)倫理研究所 法人スーパーバイザー
(株)関口運輸 関口 宇一 氏

  関口氏は昭和12年に茨城県で生まれ、11人兄弟という大家族で
 育った。兄弟が多く、義務教育までが精一杯の状態で、両親からは
 「勉強したかったら自分で働いて学校に行きなさい」と言われた。関
 口氏は自分で働いて、なんとか夜間高校に通うようになるが、仕事と
 学業の両立はとても大変で、中退してしまう。


  ところが努力が実り、昭和36年に関口運輸を創業。現在は社員110名
 、年商10億、4人家族で、「決して成功しているとは思わないが、幸せな
 生活を送っている」という。


  19年前に始めた倫理、19年の実践でどのような成果があったのか?



 倫理歴19年の成果

 成果@・・・全日本トラック協会交通対策委員会副委員長に就任、事故防止への貢献が可能になった
 成果A・・・早起きするようになり、朝風呂・清掃が習慣になった。そして、健康になった。


 関口氏は自身の成果について、こう語る。19年前に倫理に入会したのは、当時多発していた「運送会社による交通事故を食い止めたい」と思ったことがきっかけだったが、倫理を始めてわかったのは、倫理をきっかけに、人間本来の生活のリズムを取り戻し、生活習慣を変えることが重要で、毎日積み重ねる習慣が良いか悪いかでは、その差は大違い。仕事も素直に積極的に、「ハイ!」の一言で喜んでやっていれば、たとえ毎日同じ仕事をしていても、違うものが見えてくる。

 3つの誓い

 1.朝5時に起きる
 2.社員より先に、自分から挨拶をする
 3.トイレ掃除をする


 3つは、倫理を始めて最初に立てた誓い。朝5時という誰にも束縛されない時間を、関口氏は健康管理のために使った。1時間近く朝風呂に入り、汗を出す。汗は尿の4倍、体内の毒素を出すという。その他には足を温めるために、少し厚手の靴下を履くこと、夜19時以降に飲み食いしない等、健康な生活を心掛けた。


 挨拶と、トイレ掃除は、社内で少し浮いていた自分を、社員と同じ目線になろうと思い、始めたという。実際にやってみると、「今日の社長は機嫌が良い」などと社員の気分も良くなり、喜ばれることがわかった。人間誉められると乗ってくる。挨拶・清掃と同様、相手を誉めることもまた、金をかけずにできる、世の中を良くする方法だ。相手を責めず、自分を磨き、けんかは売られても買わないことは、夫婦間でも有効だ。


 「やればできる、やればわかる。」 〜丸山敏秋理事長の言葉、生き方の法則〜

 最後に、関口氏が重要な5つの法則を解説してくれた。3つだけ紹介する。


 1.「朝起き」する・・・人間本来のリズムで、仕事の能率も50%変わる。健康管理を大切に。
 2.「今」しかない・・・失敗しても良いから、気付きと同時に喜んで実践を繰り返す。
 3.「すべて偶然ではない」・・・今までの生き様が現実になる。

ついに30社達成!次回822回モーニング!
日 時:4/3(火) 6時〜7時 +朝食会 ホテルニューオータニ幕張 (043-297-7777)
テーマ:『実験』
講  師:流山市倫理法人会 相談役
(有)まるや 荒井 久満 氏

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