2007年
1月
第3号
美浜から日本へ
“元気”モーニング通信

会員の皆様へ

 毎月1万円の会費を納めて、毎週火曜日に開催しているモーニングセミナーにほとんど出席しない方もいらっしゃいます。せっかく入会していただいたのに全くもったいない話です。せめて1ヶ月1度くらいは出席していただけたらと思います。早起きは会社のため自分のためです。 なかなか出席できない皆さん!今年はモーニングセミナー出席に是非、挑戦してください。きっと何か得るものがあるはずです。 (副会長 佐藤正成)

【第3回】自ら掴む経営エッセンス! [前回1/16講話より]
(記事:いどばた稲毛♪http://idoina.com 渡部成夫 代表)
テーマ:『一人一人を大切にする』
講  師:千葉市立高浜第一小学校 宍倉 喜巳 校長

   いじめ、自殺、学力低下など、公教育の信頼を揺るがすニュースが目立つ。
  その原因は教育にあるとも、耳にする。しかし、学校・家庭・地域皆が、これ
  らの問題を社会問題と認識し、「こんな子どもに育てたい」という明確な理念
  を共有しなければ、解決は難しいと宍倉氏は語る。市民から感嘆される高浜
  第一小学校では、「子どもの姿」を大切にしている。


   なぜならば、保護者や地域の方々の信頼は、育った子どもの姿によって、
  明日に向かう子どもの笑顔によって、得られるからだ。高浜第一小では、
  「自分の周りの人も幸せにできること」を教育の目的とし、「子ども文化
  が継承し、発展する体験的な学習活動」により、素敵な町作りに貢献する
  地域人を育てている。


    これは、生徒同士でも同じだ。下級生は上級生を見て学び、希望を持ち、
  上級生は下級生に何を残してあげられるかを考えるという。「自分の成績だけ良ければ」ではなく、人と
  関わることが大事。こうした教育環境を創造するのに、高い使命と誇りを持って取り組み、1年がかりで
  実現した。


   ただ、「これは自慢話でもなくて、今でも一生懸命なんとかやっている状態」という。高浜第一小では、
  90名弱(約2割)の生徒は、母国語が中国語だ。また85名は母子家庭で、133名(約3割)が給食費免除
  等の就学援助を受けている。生徒・保護者、職員と、精神的ストレスを抱える方々に、宍倉氏は校長
  として、日々具体的にどんな声をかけているのだろうか。

 ★職員へ
  ●問題や課題に対して自分なりに考えて、できることを一つ一つやってください。
  ●子どもが問題を起こしたら、まず抱きしめてあげて欲しい。自分をうまく表現・コントロールできない子も
    いる。朝食を食べれない子もいる。目には見えない部分ですが、「(それでも)よく学校に来てくれたね」と
    理解しようとしてあげてください。


 ★生徒へ
  ●いつも笑顔をありがとう
  ●勉強も掃除も何事にも頑張りを見せてくれてありがとう
  ●仲良くしてくれてありがとう


 あと4年で定年を迎える宍倉氏。10周年記念で、定年後に再び学校に来られたら・・・
  「再び学校に来れたら、記念誌なんかどうでもいいから何よりもまず、「子どもの姿」を見たい」


次回 第812回モーニングは・・・
日 時:1/23(火) 6時〜7時 +朝食会 ホテルニューオータニ幕張 (043-297-7777)
テーマ:『選択と集中(思いは叶う)』
講  師:千葉県倫理法人会 常任相談役 サンコーテクノ(株) 洞下 実 氏

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