いどばた稲毛♪トップ → 2008年3月対談特集 ワークホーム協働舎の皆さん

いどばた稲毛,2008年3月,対談,ワークホーム,協働舎,千葉,小仲台

日  時 2008年3月14日(金) 15:00〜16:00   場  所 ワークホーム協働舎にて

対談者 協働舎の皆さん × いどばた稲毛代表:渡部 成夫

いどばた稲毛,2008年3月,対談,ワークホーム,協働舎,千葉,小仲台

初めに

  みんなで協力して働く学び舎、ワークホーム協働舎さんは、マルエツから稲毛駅に行く途中にあります。

  ワークホームとは、「障がいのある方やその家族などが運営主体となり、 家庭的な雰囲気の中で軽作業などの活動を行う、社会参加の場(『ワークホームだより』より抜粋)」だそうです。

  私はもう2年近く、協働舎さんにたまに立ち寄らせて頂いています。 お話したり、お花を買ったり、パソコンの操作でお手伝いをしたり。 その中でいつも感じるのは、職員や利用者の皆さんが、とても明るくて、親切なことです。 うまく表現できませんが、仕事中なのを忘れて和んでしまうほど、あたたかい場所なんです。

 この対談で、協働舎さんの素敵な雰囲気を感じて、「私も仲間になりたい」という人が来てくれたら幸せです。
また読者の皆様、身近に困っている人がいたらぜひ、協働舎さんを教えてあげてくだされば、嬉しいです。

協働舎さんへのお問合せはこちら

 稲毛区小仲台6-6-1 TEL:043-287-5706  


見出し

 1.協働舎さんの紹介

 2.お仕事は、お花の販売とダイレクトメール作り

 3.毎月楽しみなイベント

 4.協働舎に来て良かったこと

 5.読者の皆さんへ

1.協働舎さんの紹介

いどばた稲毛,2008年3月,対談,ワークホーム,協働舎,千葉,小仲台 いどばた稲毛,2008年3月,対談,ワークホーム,協働舎,千葉,小仲台 いどばた稲毛,2008年3月,対談,ワークホーム,協働舎,千葉,小仲台 いどばた稲毛,2008年3月,対談,ワークホーム,協働舎,千葉,小仲台
石井さん 川口さん 布川さん 松浦さん


渡部:

協働舎さんのメンバーは、今何人いるんですか?

布川さん:

男性3人、女性3人です。

渡部:

あれ、10人くらいいるような気がしてましたけど、6人でしたっけ?

石井さん:

お手伝いの人が2人来てくれてるから。

松浦さん:

ボランティアでね。

渡部:

そうか。それで阿部さん(代表者)いれて9人になりますね。皆、いつからここに来てるんですか?

石井さん:

2004年の10月に協働舎が仮スタートして、こういう仕事が始まったのが、一昨年かな。最初は3人くらいしかいなくて、それからだんだん増えていきました。

渡部:

一番新しいのは誰ですか?

松浦さん:

私が3年前で、一番新しいのが布ちゃん。

渡部:

そうなんだ。新しく入った人もすぐ慣れて、誰が新しいのかわからないですね!

川口さん:

ここは落ち着くよね!


2.お仕事は、お花の販売とダイレクトメール作り

いどばた稲毛,2008年3月,対談,ワークホーム,協働舎,千葉,小仲台
(協働舎さんの入口には、お花がたくさんあって、実は私もよく買いに来ます)


渡部:

お花の販売のお仕事は僕も知ってますけど、今日はどんなお仕事されてたんですか?

川口さん:

最近は、ダイレクトメールだね。

石井さん:

今はダイレクトメールがメインの仕事で、封筒に入れる人と、口を折り曲げする人と、シール貼る人と、箱詰めする人と、作業を4段階に分担しています。普段は、午前中に終わることが多いんだけど、今日は封筒の上にもチラシを張って、真ん中に張るのが難しくて時間かかっちゃった。2時くらいまでかかったよね。

川口さん:

9時からやってね。

布川さん:

(空になったたくさんの糊を指して)これ、全部使っちゃって。それでも足りなかったから、今度はこっちの糊も使って。

渡部:

これ全部!?こんなになくなっちゃうんだ。

松浦さん:

結構使うんです。

渡部:

今日は4箱もやったんですね。朝から皆でやると、こんなにできるんだ。

いどばた稲毛,2008年3月,対談,ワークホーム,協働舎,千葉,小仲台 いどばた稲毛,2008年3月,対談,ワークホーム,協働舎,千葉,小仲台
(今、終えたばかりのダイレクトメール。) (これだけの糊が、全部空に!)


石井さん:

それまでは3ヶ月くらい、割り箸入れの仕事をやっていましたが、大変だからということで、今のダイレクトメールの仕事に変えてもらったんです。

渡部:

割り箸の方が大変でした?

石井さん:

うん。割れてるのがあるから、検品も大変だったし、下手するととげが刺さったりして危ないから。ささくれがね。

渡部:

それは危ないですね。じゃあ、仕事終わったばかりだから、皆疲れたでしょう?

松浦さん:

今日は、結構。ふだんは半日で終わっちゃうからねえ。

川口さん:

疲れたねえ。

石井さん:

早く終わっちゃった時は、カレーライスとか、簡単になべでできるものを作ったりしますよ。

渡部:

ここで料理もしちゃうんですね。お花の方はどうですか?パソコンで売上の管理をしてますよね。育てるのは、皆でやってるんですか?

川口さん:

育てるっていうか(笑)

石井さん:

仕入れてくるんだよね(笑)。

松浦さん:

選んで仕入れるのがようこさん担当で。

石井さん:

毎週火曜日に、場所言っちゃうけど、○○○でね(笑)。

渡部:

あははは。場所は内緒にしときます(笑)。いつも綺麗に咲いてますよね。


3.毎月楽しみなイベント

渡部:

今月はいちご狩り行きましたよね。僕も頂いて、いちごおいしかったですね。

布川さん:

(パソコンを開いて、写真を見せてくれて)渡部さん、ここどこだと思います?雪あるでしょう?

渡部:

わー、すごい積もってますね。どこだろう?これ、行って来たんですか?

松浦さん:

伊豆に、2月の22日に行ったんです。

布川さん:

ここに、富士山が見えたから、デジカメに撮って。

渡部:

これ、いちご狩りとは別で?

石井さん:

いちご狩りは、3月9日。天城高原だよね。

布川さん:

今回、いちご狩りは他のグループの人と一緒に行ったんですけど、女の人なんですけど、いちご130個採ったんですって。

渡部:

え?130個〜!

松浦さん:

30分間で。

渡部:

え?30分で?

皆さん:

あははは(皆で爆笑)

布川さん:

去年ようこちゃん、60個だよね。

渡部:

60個でもすごいよね。

川口さん:

月1回イベントがあるよね。

石井さん:

常時、「次の月は何をしようか?」って考えているんですけど。毎月みんなで計画してね。

渡部:

いいなあ。毎月あるなんて、楽しいですね。じゃあ、来月もどこ行くか楽しみですね!

松浦さん:

来月はお花見、かな?

川口さん:

ねえ、お花見行きたいよね。

渡部:

あと、これからやってみたいこと、ありますか?

石井さん:

阿部さんがちょっと無理なこと言ってるんだけど、「陶芸でもやったら?」って。自分で茶碗作ったり、お花の植木鉢も自分で作ったり。

渡部:

いいねえ、それ!楽しそうじゃん。なんで無理なのかな?

石井さん:

スペースの問題もあるのかな。


4.協働舎に来て良かったこと

いどばた稲毛,2008年3月,対談,ワークホーム,協働舎,千葉,小仲台
(協働舎さんを少し離れて写したところ。見覚えのある人も多いのでは?)


渡部:

協働舎に来るようになって、良かったことを教えてください。

石井さん:

俺なんか、ここに来るまでは一般の会社で15年働いてたけど、何人か障害者がいて、足の不自由な人もいたしね。でも、皆遠い所から通勤してたから、毎朝6時には家を出て、17時30分定時だったけど、19時くらいまで残業して。色々大変だったけど、でもここに来ると、そんなことも全部忘れてね。だいぶ変わりましたよ。

渡部:

大変だったんですね。でも、困っている人がここを知ってくれて、「私も一緒に働きたい」って思ってくれたらいいですねえ。

布川さん:

私は足が悪くて、普段は電動車椅子で動いているんです。

渡部:

そうだったんですか。全然わからなかったです。

布川さん:

私も、ここに来る前は家にいたんですけど、両親が亡くなってしまって、「もうどうにでもなれ」って思ってしまっていたんです。でも、教会の人が毎週日曜日に車で教会に連れて行ってくれて、「布川さんは、これからどうしたいの?」って聞いてくれて、「自分と同じような障害者の人がいる所で、一緒に働きたい」と言ったんです。それで、ここを紹介してくれて、けんちゃんやようこさんに出会って。最初は週1回だったのが、週2回来られるようになって、週5回になったんですよ。

渡部:

ほんとに良かったですね。

布川さん:

阿部さんも、「皆がいるから大丈夫ですよ」って言ってくれて。だから、ここのおかげで、生きがいができたというか、生きていくのがずっと楽しくなって。

渡部:

良かった。だって、1人で家にいたらねえ。

布川さん:

はい!もしここがなかったら、今頃1人で何にもできないで、家の中でじーっとしていたかもしれない。3ヶ月に一回くらい、皆と夕方カラオケに行くんですよ。だから、それも私の楽しみで。

渡部:

だんだん楽しみが増えてきたんですね。でも、ほんと良かったです。


5.読者の皆さんへ

渡部:

ホームページを見てくれる人に、皆からメッセージをお願いします。

石井さん:

毎日協力し合って、明るく、仕事をしながら、頑張っています。協力し合って和やかな生活をしています。当たり前のことなんだけど。

渡部:

いえいえ、楽しく働くって、大事なことですよね。皆が楽しく働けたら、いいですよね。

石井さん:

あとは、規則正しく、健康第一で。

川口さん:

けんちゃんも、やせたもんねー(笑)。去年までは、おなかぽっこり出てたもんね。

石井さん:

へへへ。規則正しくなったもんね。今川柳が出来た。「のびやかで 皆元気な 協働舎」。

渡部:

おお。これ、けんちゃん(石井さん)の歌で載せときますね。

松浦さん:

すごーい、けんちゃん。

石井さん:

川柳だったら、すぐ浮かぶんだけどな。 あとは、安全第一で、商売も繁盛!何、俺だけなの?皆は?

川口さん:

お花も安いので、お近くにお寄りの際には、ぜひ来てください。眺めてくれるだけで、嬉しいよね!

松浦さん:

これから暖かくなるしね。

布川さん:

ようこさん、一番お花のお世話してるもんね。日曜日もお水あげに来て。

川口さん:

あとは、中にも気軽に入ってください。

渡部:

いいですね。気軽に来てもらえたら嬉しいですよね。 (阿部さんが帰ってきました) 阿部さんからも、ぜひ一言ください。

阿部さん:

とにかく皆が元気で達者でいてくれたらね。毎日笑いがあって、いい顔してここに来て、いい顔で帰ってくれれば。それだけですよ。あとは、地域の人に見えないところでも支えてもらっていると、皆感謝していますので、それだけ書いてくれれば。

渡部:

ありがとうございました。最後に皆で写真を撮りましょう。

阿部さん:

どこがいいかな。やっぱり、お花の前がいいかな。皆、写真撮るよ〜。


↑上に戻る