左がレナさん、右が関さん。 | キウイイングリッシュ |
初めに
1年半前、いどばた稲毛を創業したばかりの頃、400件近くのお店の方々に、飛び込みでご挨拶に伺いました。
中でもキウイイングリッシュさんは、初対面なのにとても親切に、温かくお話をしてくださって、
「稲毛がもっと盛り上がるようにしたいですね」と勇気付けてくれたのを覚えています。もう1年半なんですね。
そしてまだ1年半なんですね。私にとってレナさんと関さんは、もう何年も前からお付き合いがあるような、大切な人です。 キウイイングリッシュさんは英会話教室ですが、お母さん方やお子さんたちに喜んでもらいたいと、 最近では教室以外での課外活動にも、力をいれているそうです。レナさんも関さんも、とても情熱的で努力家です。 そこで、「今どんな風に考えていて、どんな夢に向っているのか」、いどばた稲毛に出演して頂きました。 |
1.キウイイングリッシュを始めたきっかけ
渡部:
レナさんがキウイを始められたきっかけは、何だったんですか?
レナさん:
キウイイングリッシュを始めるまでは、10年以上ベルリッツさんに勤めていましたが、「独立したら、もっとこういう風にやれないかとか、こんなこともできるんじゃないか」とだんだん情熱・熱意が湧いてきて、自分で英会話教室を開こうと思いました。
渡部:
そうだったんですか。どうして稲毛で?
レナさん:
キウイをどこで始めるか、色々な場所を探していたのですけど、運命的にこの地になりまして。稲毛に来て、「ここがいい!」と思いました。ただ、稲毛は全く初めての土地でしたので、最初は色々と大変でしたけど。
渡部:
直観的に「ここだ!」って思えたんですね。ベルリッツさんの時もそうですが、なぜ英会話教室にしたんですか?
レナさん:
私自身、教えることが大好きなので。英会話教室を始められて、とても良かったですね。
渡部:
レナさんは日本語お上手ですよね?
レナさん:
大丈夫ですね。お母さんや生徒さんたちが話す時も、何を言おうとしているか大体わかります。でも55分間のレッスンは、英語環境にいられる限られた時間ですから、中身の濃い55分間になるように、ちょっと意地悪して(笑)、英語で尋ねています。やっぱり、どうしても日本は英会話の環境不足ですからね。だからキウイでは100%の英語環境をポリシーにしています。
渡部:
意地悪ですね(笑)。でも環境不足っていうのは、わかる気がします。僕はイギリスにしか行ったことがないんですけど、向こうにいる間は、細かい言い回しなども何となく覚えているので、会話もすぐには返せないですが何とか成り立ったんですけど、日本に帰ってきたらもう完全にリセットでしたね。外国人の方とお話しする機会があっても、「ああ、なんて話せないんだろう」って。
関さん:
そうですよね。私も向こうにいる間は、英語を話さ「ねばならぬ」ということで普通に話せていたんですけど、日本に帰ってくるとどうしてもね。やっぱり環境ってすごく大事だなと思いましたね。
渡部:
大事ですねえ。
関さん:
でも、レナと結構普通に話してるじゃないですか?
渡部:
僕の場合は、姉が英語が好きで留学も長い期間していたので、自然と「英語を話せるようになりたいなあ」とか、「海外に行きたいなあ」という夢は持っていましたね。それで大学生の時に50万円貯めて、向こうの英会話学校に通ったんですけど、50万円じゃ1ヶ月しか持たなくて。学校も行かないで頑張って貯めたんですけどね。「たった1ヶ月かあ〜」って。
関さん:
あはは。でも貴重な体験でしたよね。でもなんか海外にいたことがありそうな感じがしていました。レナとも普通に打ち解けているし。
2.「課外活動」と「素直に」を大切に
関さんは明るくて、とってもポジティブ! そしてとても生徒さん思いです。 |
渡部:
始めたばかりの頃は、どんな感じでしたか?
関さん:
始めてみてわかったことは、もうたくさんありますね。いっぱい勉強させて頂きました。稲毛自体、どういう所か全然知らずに飛び込んで始めましたからね。ただ色々な生徒さんが来てくれましたので、とても刺激的でした。
渡部:
知らない土地で何かを始めるのは、勇気もいるし大変なことですよね。すごいです。今、キウイさんではどんな所に力を入れていますか?
関さん:
今、力を入れているのは、もちろん授業もですが、課外活動ですね。クリスマスに限らずですが、先月12月は22日〜25日まで、幼稚園や学校、病院など何十件も訪問させて頂きました。海外ではクリスマスは特別な日で、「どんな子供でも平等に、温かい気持ちを分かち合える日で、幸せに新年を迎えて欲しい」という思いを込めて、子供たちにプレゼントを渡します。だから外国人の先生方もサンタになって、どんなに忙しくても、「1人でも多くの子供たちに」と一生懸命に回るんですね。すごく喜んでくれた。幸せですよね。
渡部:
そうか。貧富の差がこんなにも少ないのは日本だけ、日本が特殊なんだといいますしね。どんな子供でもクリスマスは幸せに、だから大人たちが頑張る、素晴らしいことですね。そういった日本では味わえない文化や環境を勉強できるのも、英会話教室の良いところですね。
関さん:
ほんとそうなんです。クリスマスは、私もとても幸せな気持ちでした。あと心がけているのは、素直にやることですね。
渡部:
素直に、ですか?
関さん:
はい。向こうだと、YESかNOしかないわけですけど、日本だとNoなんだけど、Yesと言わないといけないような、なんというかそういう微妙な日本人独特の習慣があるじゃないですか?
渡部:
ああ、ありますね。僕も単純なので、「ほんと、そういうの難しいな」と思いますね。そういうことがうまく出来ないと「常識が無い」って言われてしまいますから。でも苦手ですね。
関さん:
そうなんですよね。ですからYESかNOをはっきりさせつつ、上手に思いを伝えていけるという意味で、「素直に」ですね。でも渡部さんは営業すごく上手ですよね?ソフトな感じで。
渡部:
いやあ。緊張して、よく汗びっしょりになってますよ。
関さん:
嘘がなく、正直に気持ちが伝わるから、だからレナも好きなんだと思います。
渡部:
ありがとうございます。関さんは得意そうですけど。表情も明るいし、仕事もすごくきちんとしている感じがします。
関さん:
私はレナをサポートする立場ですけど、「色々なチャンスを与えてあげたい」と思って、やっています。「生徒さんが英語を話せるようになる」ということが、私たちの目標ですけれども、「はっきり主張しなければ、ものは伝わらない」ということも必要なことだと思っています。ですからジェスチャーも使いながら、「自分の思いを上手に伝えられる」ようになってくれたらと思います。
渡部:
英語を話せると、選択肢がとても広がりますよね。選べる、選択肢があるということは、最高の自由ですからね。こっちも行けるし、あっちも行ける。自分の好きな道を選べる。
関さん:
自由ですよね。それに、自分たちの言葉という道具を使って、勇気を出して、自分のハードルや壁を越えていくことが、どんなに楽しいことか。
渡部:
楽しいですよねえ。
関さん:
勇気は自信に先行するんですよね。母国語以外の言葉を話す勇気が先で、積み重ねが自信になり、そして喜びになります。「それを伝えたくて、味わってもらいたくて、真剣に考えたら、今のキウイイングリッシュになりました」という感じですね。どんどん広げていってもらえたらなと思いますね。
渡部:
そうですね。僕もどんどん広げていきたいですね。
関さん:
そういうポジティブな願いは、口にすると叶うんですよね。
渡部:
確かに、不思議と公言すると、叶ったりするんですよね。
3.Don`t give up! You can do it!
「4時からレッスンで、明日もレッスンがあるんだよ!」と楽しそうに話してくれた生徒さ ん。皆とってもいい顔してますね☆ |
渡部:
キウイさんの生徒さんは、小さいお子さんから大人まで、いるんですよね?
関さん:
はい。「With mum」と言って、赤ちゃんのうちは、まだお母さんと離れてはいけない時期ですから、「Mother`s tangue(お母さんの声)」を聞いて、色々な言葉や表現を知っていくんですね。もう少し大きくなると、幼稚園や小学生の生徒さんもいます。この頃になると、「うちの子は、幼稚園の頃からもう4〜5年もやっているのに、しゃべれないんです」とご相談されるお母さんもいらっしゃいますけど、お子さんを引っ張ってあげるお母さん達が、どういう気持ちで子供の将来を見ていてあげられるか、これはとても大事なんですね。それでも中学に入ると、英語の環境が整ってくることもあって、「あ、やっていて良かったあ」って実感できるんですよね。逆に、そうした環境のおかげで、「あ、やばい。やらなきゃ」と気付く場合もありますね。
渡部:
中学になったら感じるでしょうね。僕は、英語は中学で始めて習いましたが、でも「やっぱり小さい頃からやっていた人は、発音も違うし、かっこいいなあ」と思いましたね。
関さん:
ほんとに会話を楽しんでいますよね。発音も綺麗だし、考え方にも広がりが出てきて、「あ、こんな風になっていくんだ」という喜びがあって。中学生の生徒さんは、もうほんとに楽しそうですよ。やっぱり、「できる」と実感できるようになるまでには、それなりの時間が必要ですからね。
渡部:
でもそうですよね。僕もそうでしたが、学生時代から一生懸命勉強してきて、社会人になっても通勤の間CDを聞いたりして、それでもなかなか聴けないし話せない人は、いっぱいいるじゃないですか。英語教材も、「これならできる」というようなタイトルの教材がどんどん出てきて、色々試すんだけど、それでもなかなか上がらない。でも何でもそうですが、それをものにしたいなら、辛さを味わいながらも頑張ることが必要ですよね。
関さん:
そうなの。頑張るのは必要ですよね。頑張って欲しい。語学というのは、ちょっとやってパッと花が咲くものではないですからね。継続は力なんです。Don`t give up! You can do it!(絶対に諦めないで、きっとできるよ)。
渡部:
だから成績が上がらなくたって、続けることが大事なんですよね。すぐ結果を気にしちゃいけない。逆にだからこそ、ものにできた時の嬉しさは、言葉では表現できないものがありますよね。
関さん:
そうなんですよね!本当に嬉しいんですよね。だから途中でやめてしまう生徒さんがいると、もったいないというか、悔しいというか、複雑な思いもありますね。さっき渡部さんがおっしゃったように、教材もたくさんあるのですが、「その教材をどのように生かしてあげるか、その先生がどういう熱意でその教材に当たるか」、そこが勝負なんです。毎年、本当に真剣に選びます。色々なところに話を聞きに行ったり、実際にその教材を使っている教室を見に行ったりしながら。あとは、ホームワークも環境作りの一環ですから、とても大事にしています。キウイでは100%英語環境ということで、たとえばお母さんがお子さんの手助けを日本語でしてしまうことがあるんですね。「ほら○○ちゃん、先生がこう言ってるよ。何て答えるの?」って。そういう時には合図して、日本語を使わないようにしてもらいます。そういう所はとても厳しく守っています。また、「おはよう」、「ありがとう」、「ごめんなさい」などの挨拶や自分の気持ちを伝えることも、徹底しています。クリスマスにプレゼントを渡す時も、こちらが「Here you are.(はい、どうぞ)」と言って、「Thank you.(ありがとう)」と返してもらう。こういう基本的なことの積み重ねが、自信になっていくと思っています。
4.今年の目標と将来の夢
渡部:
今年はどんな年にしたいですか?
関さん:
課外活動にも力を入れながら、やっぱり熱意と情熱を持って、指導をさせて頂きたいですね。レナの情熱・熱意には、本当によく驚かされます。レナは1人1人の生徒さんについて、ウィークポイントはどこで、こうすればもっとここが良くなるとか、授業が終わった後も本当に細かくプランを立てるんです。
渡部:
すごいですね。授業が終わってから、そんなにも細かく生徒さんのプランを立てるのは、やっぱり情熱・熱意ですよね。プロ意識でもあるし、責任感でもあるし、1人1人の生徒さんに、本当に喜んでもらいたいからですよね。
関さん:
そうですね。そういう気持ちは、ずっと変えちゃいけないと思いますね。キウイは創業5年ですけど、まだまだ落ち着いちゃいけないし、こんなもんだろうって思ってもいけない時期です。そして、古いですけど、「広めよう、キウイイングリッシュの輪」、この気持ちを広めていきたい。お子さんの良い将来を、真剣に考えている親御さんたちがいっぱいいますから、それに応えられるように、今年もこの気持ちで頑張ります。パンフレットも新しく作ったんですよ。
渡部:
すごくいっぱい書いてありますね!
関さん:
これでも欲を捨てて(笑)。もっと書きたいことがいっぱいあったんですけど、頑張って削りました。でもできてみると、他の英会話教室と同じような内容になってしまって。
渡部:
文章で違いを出すのは、本当に難しいですよね。やっぱり、こうして会ってお話しすのが一番良くわかりますから。違いもはっきりしますしね。
関さん:
そうなんです。だからパンフレットはこれで良くて、あとは私たちが情熱を、エネルギーを注ぐことで、違いを出していこうと思っています。
渡部:
でも、料金がとても安いですね。業種は違うけど、うちと同じくらいですよ。
関さん:
今は色々な年齢層の生徒さんがいますし、それに人間だから先のことはわからない部分もありますから、生徒さんにとって、できるだけ無理のない料金を考えたんです。
渡部:
優しいですよね。僕も英会話学校に通ったことがありますけど、初回に払う金額が100万超えちゃったりするところも普通にありますからね。何年も先までの料金を先に払うんですよね。
関さん:
そうなんです。でも結局続かなくて、それが戻ったり戻らなかったりというお話を聞くと、悲しくなりますね。その人の気持ちや状態がどんな風に変わるかもわかりませんし。ですから、「とりあえずこの辺まで」と期間を決めて、あとはその時になってからまた、目標設定もし直せば良いんです。だからキウイはチケット制も用意しています。
渡部:
うちも「どんな方でも気軽に頼める料金に」と心がけていますけれども、最近は、値段を高くできるのも自信だと思うんですけれども、安い料金で提供できるのも1つの自信だと思うようになりました。
関さん:
そうそう、そうなの。「私たちはこれだけやるのよ。これだけの技術も持っているのよ」と思っていたとしても、料金をいくらにするかは、その人の考え方ですからね。
渡部:
考え方ですね。「安いから適当に」なんて全く思わないですし、自分が一生懸命やってできるレベルというのは、お金によって変わるわけじゃないですから。料金には、経営者の思いが込められていると思いますね。
関さん:
生徒さんは一生懸命やりたいとか、希望とか、前向きな気持ちで来ているわけですから、それに対して私たちが応えたいっていう気持ちやポリシーが、出ますよね。
渡部:
1つ1つに思いを込める。素晴らしいことですね。将来的には、どんなキウイにしていきたいですか?
関さん:
まずは、生徒さんが留学される時に、現地でもサポートしてあげられるような、視野の広いキウイにしていきたいと考えています。視野の広いというのは、生徒さんたちは1人1人色々な目的や夢を持っていますので、教える側も色々なことを調べて知識をつけて、広い視野で生徒さんのサポートができたらと思っています。あと学校の英語の授業にも、入り込んでいけたらと思います。
渡部:
なるほど。言われて気が付きましたけど、学校の授業と英会話教室の授業は全然違いますもんね。
関さん:
そうなんです。学校の授業でも、生徒さん1人1人がきちんと目標を掲げて、希望を持って勉強できるような、そんな授業になるように協力できたら嬉しいです。
渡部:
そうですね。英会話に限らず、学校の先生方と地域のそれぞれの分野の専門家との交流は、もっとあっても良いですよね。現場が全然違うわけですから、お互いに勉強になることがたくさんあるでしょうね。
関さん:
そのためにも、私も自分の足で、色々な所に足を運んでいきたいと思います。でも今日はこんな感じで大丈夫でしたでしょうか?
渡部:
いえいえ、とんでもない。色々なお話をさせて頂いて。ありがとうございました。最後にレナさんとも一緒に写真撮りたいんですけど、撮ってもらってもいいですか?
関さん:
はい。今呼んできますね。
レナさんは、別れる時はいつも握手してくれます!関さんが撮ってくれました☆ お忙しい中ありがとうございました。とても楽しかったです♪ |