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いどばた稲毛,2007年8月,対談特集,ライスプラザまんぺい 川島一男様

2.新しいお米の作り方とお米の家計図

いどばた稲毛,2007年8月,対談特集,ライスプラザまんぺい 川島一男様 いどばた稲毛,2007年8月,対談特集,ライスプラザまんぺい 川島一男様

(左:川島さんがまとめた明治時代からつながる優秀なお米の家計図、右:川島さんに撮ってもらった渡部です)

渡部:

ところで新しい品種のお米って、どうやって作るんですか?

川島さん:

お米は稲ですから植物ですよね。だから花粉で作るんです。おしべとめしべの交配で、優秀な品種の強みを次の代に受け継がせて作るわけです。コシヒカリはやはり良いお米なので、コシヒカリとコシヒカリの欠点を補うような品種で、おしべとめしべを交配させて作ります。

渡部:

では、コシヒカリはほとんど固定で、コシヒカリと組み合わせるお米の方が、バラエティーに富んでいるわけですね。

川島さん:

そうですね。うちのお店に並んでいるお米もほとんどがコシヒカリの系統で、コシヒカリの子供、孫たちですね。家計図じゃないですけど、ちゃんとお父さんとお母さんがいて、その子供が何々と。

渡部:

おもしろいですねえ。そうか、お米にも家計図が描けるんですね。

川島さん:

そうです。ですから、良いお米ができると、昔習ったメンデルの法則じゃないですけど、その良いお米の癖を濃くして行くんですね。次の代に行っても必ずその良い癖がでるように。

渡部:

では、商品になるまでには、何代も経ないと、だめなんですね。これは大変だ。

川島さん:

そうなんです。工業製品と違って自然のものだから、普通なら10年かかります。それを、「恋しぐれ」というお米は、ゲノムの技術を使って3年くらいに短縮して作られたんです。作るのは農家の人たちではなくて、農業試験場の専門家ですけどね。

渡部:

10年ってすごいですね。あとは、やっぱり農家の人でなくて、専門家が作るんですね。


見出し  1.五ツ星お米マイスター

      2.新しいお米の作り方とお米の家計図

      3.秋に向けて、生産者の方々との協力とPR

      4.川島さんの目指すお米屋さん

      5.将来の夢

      6.先着10名さまにプレゼント

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