3.チロルハウスの特徴と今後の発展
渡部:
ではちょっと突っ込んで聞いてみますが、「利益をあげて、チロルハウスをどんどん広めていこう」と考えているのか、それとも「活動費が出るくらいでいいから、だんだん人が集まってくれば」という感じなのでしょうか?
八木さん:
うちはチケット制で、3,000円で5回分なのですが、利益はほとんど出ないですね。子どもって、その時々で風邪をひいたり色々あって、なかなか1ヶ月完結で毎回参加するのは難しいので、チケット制にしているんです。
大串さん:
利益はないですよねえ。
渡部:
(手作りのチケットとチケット入れを見せてもらって)へえ、あ、かわいい。
大串さん:
ぶっちゃけ、最初は「利益にもなればいいな〜」と思って始めたんですが、やってみると、「これをしようかな、あれをしようかな」とやりたいことが色々出てきて、すごく楽しいんです。「うちの子がこの絵本大好きなんです」と八木さんに持っていくと、「これでリズム遊びができるわよ」って教えてくれて、「わー良かったぁ」って嬉しかったり。すごく楽しくなってきたので、今は利益を出そうとか、あまり考えていないです。
佐久間さん:
これがまさに、自治会がチロルハウスを後援した理由なのです。小さなお子さんとそのお母さん相手の活動では、利益なんて出ないですよ。でも地域に絶対に必要な、とてもありがたい活動だと、私は思います。
渡部:
そうですよね。特に初めてのお子さんを育てるお母さん方は、色々な不安をお持ちでしょうから、近所で親子一緒に参加できて、交流できる場は必要ですね。やってみて、その楽しさがどんどんわかってきて、それをやること自体が好きになる、素晴らしいです。私の仕事もやっぱりやってみて、色々な楽しさがわかってきていますね。
大串さん:
チケット制というのは、大きいんです。私も以前他の幼児教室に通ったり、他のお母さんからも聞きますけど、大体が1ヶ月いくらという料金で、「月謝を払ってるのに、今月は1回しか行けなかった」なんてことがあるんですね。だから八木さんの教えてくれたチケット制は、お母さん達にもすごく喜んでもらえてますし、私も子どもがいる親として、チケット制にはすごく賛成です。
渡部:
では早速応援ということで、うちの仲間募集欄に無料で案内を載せますから、チラシとか今日持っていますか?
大串さん:
いいんですか?これです。
八木さん:
私が個人でやっているリトミックの方も、いいですか?私のは隅っこでいいですから。
渡部:
大丈夫ですよ!このチラシをもとに、作ってみます。2つともちゃんと載せますね。載せたら連絡しますから。