5.今後の展望
馬場:
4月から何か、新企画みたいなものは考えていますか?
渡部:
新企画ねえ。特にないけど、一つ大きなことがあるよ。4月から、いどばた稲毛♪の営業をしてくれるスタッフが増えます。営業といっても、挨拶したり、お話したりする中で、自然と知名度は上がっていくものだから、「契約、契約!」とやってもらうことは、全く考えてなくて、どんどん新しい情報を発信をしていくような体制作りを今、進めてるよ。それがなぜ大きなことかというと、一人でできることは、とても小さくて、関わる人が多いほど、いどばた稲毛♪も発展できると考えているから。だから4月に営業のスタッフが来てくれることは、ただスタッフが一人増える以上の意味を持っている。一人でも多くの人がいどばた稲毛♪に関わってくれて、共通の目的で頑張って、皆が喜べるような体験ができれば、皆の心が豊かになるし、やりがいも感じるし、社会のためにもなり、お金にもつながるだろうと。
じゅん:
なるほど。
渡部:
人と人とのつながりを大切にやっていく限り、だんだんと自然に成長できると思う。関わり方や、拡大の仕方や、それを大事に一生懸命考えて、根本を作る。それが、いどばた稲毛♪の4月からの大きな転換で、その第一弾が、営業スタッフが来てくれること。きっと良い道だと信じてる。
馬場:
たしかに、そう考えると非常に大きな転換ですね。
じゅん:
うん。一番渡部らしいやり方だと思うよ。
馬場:
そういう意味では、いどばた稲毛♪は商売の本質を追求しているような気がするね。
渡部:
非常に欲張りな夢ではあるけどね。人と人とのつながりの中で、自分も、周りの人の幸せも達成したい、お金ももちろん儲けたいというね。全部が密接に絡み合っているからね。言ったとおりのことが実現したら、きっと今よりもっと輝く素敵な日常があるだろうと思う。大事な心や思いの部分は、もちろん変わらないけれど。
じゅん:
うん。
馬場:
また視点も変わっていくだろうし、楽しそうですね。
渡部:
うん。この前倫理でも発表したんだけど、稼いだ後のお金の使い方ね、これも僕なりの思いがある。僕は物欲があまりないし、豪邸を建てたいとも思わない。たしかに、便利なソフトが欲しかったり、スーツもかっこいいのを着たかったり、本も今まで通り好きなだけ買いたいけれど、ほんとにやりたいのは、多くの人のためになり喜ばれるようなものに、お金を使いたい。お金だけ出して何もしないのではなく、きちんと自分が関わる形でね。
じゅん:
何にお金を使いたいかって、皆言わないよね?家買うとかそういう話は聞くけど、買ったら別に終わりだよね。今、何に使いたいか具体的にというと、俺は何にお金を使いたいんだろう?と思うね。
渡部:
例えばね、町を綺麗にしたいと皆が思うなら、皆で掃除すればいいので、お金を使おうとは思わない。ここがもっと田舎で橋が欲しいなら、皆で調べながら、どうやったら作れるかを考えて、実行してみたい。その中でお金が必要なら、出したくなるだろうし、皆でやって、気持ちがいいなと思えるような使い方がいいな。自分の銅像なんていらないしね。まあ、公共的要素はあるけど、政治家とはまた違うかな。
じゅん:
でも俺は銅像も建ててみたいなあ。いや、一番いいのは、建てて貰うことなんだけどね(笑)ちょっと哲学的な対談になっちゃったね。
馬場:
いや、おもしろいんじゃないですか?