3.水書き版で楽しい書道は、幼児の基礎教育にも最適
渡部:
中村先生は、書道を教えることも、されているのですか?
中村喜一郎先生:
はい。一般の方向けには、親子書道教室を開いています。もちろん、親子でなくとも、大歓迎です。あとは、幼稚園でも、卒園までの3ヶ月間ですが、教えています。
渡部:
へえ。英語も驚きましたが、書道も普通に幼稚園に通う中で、できるなんて、すごいですね。私は習いに行っていましたので。
中村喜一郎先生:
はい。幼稚園の中に、書道の時間があって、私が教えています。「水書き版」という便利なものがありまして、水で書くと墨のように字が浮き出て、簡単に消せるものがあるのです。墨でなくて水だから汚れませんし、とても便利です。
渡部:
それはすごく便利ですね!子どもでなくても、欲しい人、いそうですね。
中村喜一郎先生:
まず最初に、「文字というのは丸や三角、四角、横棒、縦棒で、できているんだよ」と簡単な言葉で教えるのです。それで、水書き版で、実際に丸や三角を書く練習をして、筆の持ち方なども、その時に教えてあげるのです。水を使うこと自体もおもしろいのかもしれませんが、とにかく皆、楽しんで喜んでやっていますよ!そして自分の名前もあっという間に、書けるようになります。本当に子どもは早い!
佐藤正成社長:
しかし、書道を幼稚園から始めるということは、基礎教育という意味でも非常に良いでしょうね。精神を鍛えたり、集中力を養ったり、礼を知ったり、色々なものに応用できますよね。