第39号 『美浜から日本創生 “元気”モーニング通信!』

【第39回】自ら掴む経営エッセンス! [前回10/2講話より]
出席 ⇒ 25社 25名  (記事:いどばた稲毛♪http://idoina.com 渡部成夫 代表)
テーマ:『真の評価は歴史が下す』
講  師:千葉県倫理法人会  常任相談役
渡辺会計事務所 渡辺 光男 氏

伝わってきました。天職に一心に打ち込んできた渡辺氏の強さ。 儲かる会社の共通点を発見! 創業、そして倫理との出会い

 渡辺氏は昭和44年まで東京国税局で、マルサと同じような仕事、つまり儲かっている会社の税務調査に携わり、儲かる会社の共通点を発見した。


 ●とにかくよく働く
 ●経営計画をきちんと打ち出している


 そこで、「私も40歳までに独立したい」と思い、昭和45年2月、税理士の資格を手に渡辺会計事務所を創業した。39歳だった。


 国税局退職時に課長から「事務所は?」と尋ねられ、「お金はないが東京の真ん中でやりたい」と答えた時、東京・八重洲での事務所開設が叶った。課長がその場で知人に電話をしてくれたのだ。「産むは按ずるより易し」だ。
 その後、滝口長太郎氏に出会い、昭和52年家庭倫理の会に入会。参加するうちに「私に今一番必要な勉強だ」と気付いた渡辺氏は、次に「倫理をやる企業が繁栄するのなら、経営者向けの倫理を」と、倫理法人会を立ち上げた。


 長男の光太郎氏が高校3年生になると、渡辺氏は倫理研究所の個人指導を受ける。「息子に事業を継承したい」という父の願いに反し、光太郎氏が理系を選択したからだ。


 「息子に何も言わなくていい。自分の仕事を天職と思って打ち込むだけでいい」と指導を受けた渡辺氏は、何も言わず、息子の判断を尊重した。


真の事業継承者を育てるために

 光太郎氏は友人の勧めで結局商学部に入学、大学4年時には1科目合格し、さらに「お父さんの会社に」と初めての意思表示もあったが、入社後は独立を語るなど二転三転した。そんな中、平成10年4月、自ら希望して後継者倫理塾1期生になる。倫理や親子の交流から気付きを得て大きく変わり、平成15年1月1日、事業継承は成った。(※偶然にも、光太郎氏39歳の時でした)


 渡辺氏は「親として子に、可愛さのあまり妥協したり厳しく叱っても、子は理解しない。親と子の融合は生成発展の基、@事業継承の願いを諦めず持ち続け、A天職に一心に打ち込み、Bあらゆる機会を捉えて信頼と愛情を示すことが大切だ」という。


 事業継承は、子が何かのきっかけで気付き、自ら希望しないとうまくいかない。逆に、それができた企業は、やはり繁栄している。仕事の目的は、一時の繁栄ではなく事業を永続させることだから、事業継承は経営者の重要なテーマなのだ。



☆ 寒竹県会長の会員スピーチ ☆

 今年度から千葉県会長に就任した、美浜区倫理法人会相談役の寒竹郁夫氏が、県内の全単会を年内に回るという多忙な中、久しぶりに美浜MSに来てくれた。


 本日の講話者である渡辺光男常任相談役の一言が、県会長就任のきっかけとなったそうだ。療養中の尾形祇文相談役から戴いたお手紙を大切に内ポケットに入れて、毎日県の活動に打ち込んでいるという。


 寒竹氏は、「今年度スローガン『原点回帰』の『原点』とは、会員企業の繁栄であり、これこそ倫理法人会の真髄。会員が繁栄した実例を、ぜひ教えてください」と述べ、県の活動方針を改めて明確化した。


 最後に、「久しぶりに美浜に来て、とても活気があって安心した。これからも足元の美浜を宜しくお願いします」と全員に呼びかけた。

目指せ毎回30社!次回848回モーニング!
日 時:10/9(火) 6時〜7時 +朝食会 ホテルニューオータニ幕張 (043-297-7777)
テーマ:『人生の足跡』
講  師:鎌ヶ谷市倫理法人会 相談役
三然商事(株) 原 八郎 氏

千葉市美浜区倫理法人会
〒273-0033 千葉県船橋市本郷町460-1-102 千葉県倫理法人会事務局
TEL:047-334-2156 FAX:047-334-9823