第36号 『美浜から日本創生 “元気”モーニング通信!』

【第36回】自ら掴む経営エッセンス! [前回9/11講話より]
出席 ⇒ 31社 33名  (記事:いどばた稲毛♪http://idoina.com 渡部成夫 代表)
テーマ:『決め手は朝にあり』
講  師:(社)倫理研究所 小川 太郎 氏

前夜研修に続き、エッセンス満載の小川氏の講話! 夫婦は一対の反射鏡 主人に改めて欲しい1位は・・・

 男性は目的をもって話をし、女性は一緒に楽しみたくて話をするという。あるアンケート「主人に改めて欲しい1位」は、話を聞かないことだ。


 だが夫婦は一対の反射鏡、夫が話を聞く気がない分だけ、妻は話そうと頑張り、話も長くなる。


 ただ耳で「聞く」のではなく、耳のみならず目を十分に使い心で「聴く」のだ。また「心」を「受」けとめると「愛」になる。


 絶対倫理は、実行によって直ちに正しさが証明できる生活の法則(すじみち)である(栞序より)
 実行とは実践・実験だ。実行の場は、まず家庭。妻に話しかけられたら、テレビを消し、新聞を閉じて、妻の目を見て、心で話を聞こう。そうすれば妻もさらっと話してくれるはずだ。この実践の効果は小川氏自身も実証済だ。

企業に倫理を 職場に心を 倫理と経営の関係



 「経」は経験・経過など、縦の時間軸を表し、「営」は運営・営業時間など横の時間軸を表す。この両方がかみ合って初めて、社会に貢献し、企業が存続する経営になるのだが、流行や数字が伴う「営」の方に、よく目がいきがちだ。


 例えば技術力が高くても、使命や目的が伴わなければ意味がない。茶道も、畳に正座から椅子に座る形に作法が変わっても、一期一会の精神は変わらない。 「営」は仕事によって変わるが、どんな仕事にも共通する「経」を学ぶのが、倫理法人会だ。


ナレをキレにするかダレにするか 節目を活用して原点確認を!



 仕事というものは、日々同じことの繰り返しが多いから、慣れる。慣れたことによって仕事のコツを掴み、仕事の切れが増して地力になれば良いが、逆に慣れてだれてしまえば、その後にはモレ(事故・クレーム・業績の悪化)が控えている。モレは誰が見てもわかる悪い状態だが、モレの原因であるダレにはなかなか気付かない。


 だからダレにいち早く気付き引き締めるのは、経営者の仕事だ。出勤時間や支払の遅れといったダレ・マンネリは、感謝や喜びの気持ちを薄れさせ、使命感を失わせる。そこで、会社なら創立記念日、家庭なら結婚記念日、個人なら誕生日などの節目に、原点を確認することが大切だ。


 「生きがい・働きがい」は、「恩意識」に正比例する。節目は、お世話になった方に感謝し、新たな使命感を自分の中に高揚させる機会だ。




 「恩」という字を見てほしい。小さいものは、いきなり「大」きくはなれない。「大」きくなるには、必ず原「因」がある。本(もと)と「心」が離れてしまうと、使命も見えなくなり、マイナスのサイクルになるのだ。


 ある社長は、初めて仕事を頂けた時の伝票をいつも胸に秘め、時折ながめる。またある社長は「生きがいの実感は、生まれがいの実感から」と、初任給で両親にプレゼントすることを、新入社員に課している。


 最後に小川氏から。「経営者として、人としての原点を毎週確認するのが、経営者モーニングセミナーです。そしてこのMSが終わってからこそ、実践の本番です。皆様の益々の発展を」

目指せ毎回30社!次回845回モーニング!
日 時:9/18(火) 6時〜7時 +朝食会 ホテルニューオータニ幕張 (043-297-7777)
テーマ:『やれば出来る!本気になれば』
講  師:千葉県倫理法人会 市原長夷地区長
秀和建設(株) 石井 信夫 氏

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