第31号 『美浜から日本創生 “元気”モーニング通信!』

【第31回】自ら掴む経営エッセンス! [前回7/31講話より]
出席 ⇒ 21社 21名  (記事:いどばた稲毛♪http://idoina.com 渡部成夫 代表)
テーマ:『心のスイッチを入れよ』
講  師:(社)倫理研究所 首都圏方面長 井上 茂勝 氏

たたみかけるような力強い始まり、感動に満ちた静かな終わり。井上氏の魅力。 「はい!」と即行が素直の原点。心の状態に注目せよ。

 「一生懸命やっているのに・・・」とよく聞く。なかなか業績が上がらない、誠意が伝わらない、子供が言うことを聞いてくれない、病気が治らない等、人それぞれ色々な問題があるでしょう。


 井上氏は問う。「一生懸命やっている時の、心の状態はどうなのか?」と。喜んで、進んで、素直な気持ちで頑張っているのか。それとも嫌々ながらも、表向きだけ頑張っているのか。


 純粋倫理の勉強とは、素直な心でいかに自分の人間力を磨くかで、MSは、企業活性化の勉強の場であり、経営者が元気になる場だ。素直の原点(入口)は、元気良く「はい!」の一言で即行(すぐ行動)することで、出口もやはり、「はい!」と気付いたらすぐ行うことだ。


 では心のスイッチを開くには、どうしたらいいだろうか?

心のスイッチを開く3つのポイント

 1.即行(踏み出す、踏みきる)・・・「わかっている」と、「身に付いている」は違う。


 「そんなのはわかっている」と言ってやらない人、足元の小さなことができない人に、大きなことはできない。決断も同じだ。目が覚めてパッと布団から出れるか?輪読で「はい!」と言う積極さがあるか?


 2.貫行(やりきる)・・・続けること。見返りを考えず、ただただ一生懸命にやりきれるか。


  良いと気付いて始める時、最初は突然の変わり様に、周りの人から「何か裏があるんじゃないか?」と不審な目で見られるかもしれない。それでもただただ一生懸命に続け、やりきれた時、人は変われる。


【蓮実 利勝 氏 の例】 不動産・建設会社の社長になりたての30代後半の蓮実氏は、資金繰りに困り、倫理研究所研究員に相談して、挨拶を指摘された。蓮実氏は「そんな話を聞きに来たのではない」と反発したが、「枝葉(資金繰り)だけ繕おうとしても、あなたの根っこ(本、心)がだめならだめです。嫌なら帰りなさい」と言われ、心にスイッチが入る。郵便配達員など一銭にもならない来客に対して、最高の挨拶を心がけ、やり抜いた。従業員がそれに続き、資金繰りは解決。ヤクルトのおばさんの紹介で家も一軒売れた。


 3.断行(言いきる)・・・すじの通ることは断固やりきり、信念を正しく伝えること。


【小児麻痺で足が悪いA子さん の例】 高校3年の夏、クラス対抗水泳大会の選手に指名され、母に相談した。「来年の春就職して、できない仕事に当たる度に、お母さんが会社に怒りに行くのかい?」と突き放されたA子さんは部屋で泣きはらしたが、出場を決意した。当日プールの中を歩くA子さんに、周囲では冷やかしの声が起きたが、心打たれた校長が服のままプールに飛び込み応援、ゴールでは皆が涙した。


 強い愛情で突き放したお母さんは、「この子を強くしてください」と、仏壇の前で何度も祈っていた。井上氏は、「校長も素晴らしいが、お母さんは偉いなと思いました」と、感動の中、講話を結んだ。

目指せ毎回31社!次回840回モーニング!
日 時:8/7(火) 6時〜7時 +朝食会 ホテルニューオータニ幕張 (043-297-7777)
テーマ:『直伝!松下幸之助翁に学ぶ 心の経営道』
講  師:松下政経塾1期生 林 英臣 氏

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